Hello World!

Hello World!

新しいブログをはじめます

本日より、MyTH株式会社の開発ブログをスタートさせることになりました。

すでにnoteでも情報発信を行っていますが、noteではAIに関する知見やノウハウの共有を中心に、こちらのブログでは日々の開発の様子や技術的な試行錯誤など、より開発日誌的な内容を扱っていこうと考えています。

「Hello World」の由来

記念すべき最初の投稿のタイトルは、プログラマーなら誰もが一度は書いたことがある「Hello World!」にしてみました。

実は、このシンプルな挨拶には興味深い歴史があります。

「Hello World」プログラムの起源について語るとき、多くの人が最初に思い浮かべるのは、Brian Kernighan氏とDennis Ritchie氏による名著「The C Programming Language」(1978年)でしょう。

確かに、このプログラムが広く知られるようになったのは、この本がきっかけだと言えます。

しかし、その歴史はもう少し深いところにあります。

意外と古い歴史

実は、その4年前の1974年に、Kernighan氏が執筆した「Programming in C: A Tutorial」にも同様のプログラムが登場しています。

さらに遡ると、1973年のB言語のチュートリアル「A Tutorial Introduction to the Language B」にも、すでにHello Worldプログラムが使われていました。

しかし、これが真の初出かというと、そうでもないようです。

Kernighan氏自身の証言によれば、1967年のBCPL言語のアーカイブノートに、最も古い「Hello World」プログラムの痕跡が残されているとのことです。

まさに、コンピュータプログラミングの黎明期から、この小さな挨拶は存在していたのです。

なぜ「Hello World」なのか

なぜ、このフレーズがこれほどまでに普及したのでしょうか。

それは、このシンプルな挨拶が持つ象徴的な意味にあると考えています。

プログラムが初めて「世界」に語りかける瞬間。

コードと現実世界が接触する最初の接点。

その瞬間を、これ以上ないほど端的に表現しているのが「Hello World」なのです。

MyTHの新しい物語の始まり

私たちMyTHも、AIを通じて新しい世界との接点を作ろうとしています。

より人間的なAIエージェントという新しい存在を通じて、テクノロジーと人間の関係性に新しい物語を紡いでいきたい。

そんな思いを込めて、この開発ブログもスタートさせることにしました。

新しい神話は、いつだって「Hello World」から始まります。

MyTHの挑戦する物語を、これからこのブログでお届けしていきたいと思います。

どうぞ、お付き合いください。